backpacker's delight

原語でHIPHOP関連のニュースサイトなんかを読んでいると"BACKPACK HIP HOP"というワードが散見されるので、なんじゃそりゃ?と思いググってみたら真っ先にWikipediaのページがヒットした。以下一部抜粋。

Backpacker (US slang)

From Wikipedia, the free encyclopedia

In US urban slang, a backpacker is one who listens to backpacker hip hop (alternative hip hop).[1]

どうやらこのワード自体はオルタナティブ・ヒップホップ全般のことを指すらしい。そしてBACKPACK HIP HOP愛好者のことをそのまんまBACKPACKERと呼ぶ、と。たまにLil WayneやKanye Westなんかがバックパックを背負ったまんまライヴ演ってるのを映像で見たりしたけど、どうも「バックパック背負ってラップする」ということではないようだ。

由来はストリートでグラフィティを描くペインター達が好んで聞いていたのがオルタナティブ・ヒップホップで、彼らは常にグラフィティ用の画材一式と音源のコレクションをバックパックに入れて活動していたからなんだとか。個人的にメインストリームのHIPHOPはイマイチ詳しくなくて(かといってコアなモノを掘り下げているわけじゃないけれど)、好みとしては完全にオルタナティブな方に傾倒しているので、自分は二重の意味でBACKPACKERなのかもしれない。

一時期「リュックはオタクっぽい」と叩かれた風潮があったけれど、個人的なことを言わせてもらえば物心ついた頃からリュック至上主義なので未だにショルダーとかはほとんど使用しない。ビジネスバッグですらリュックのやつを使ってるから結構頑固なこだわりだと思う。身体の片方にしか重心がかからないのが違和感あるし、やはり両手が空くというのは良いことだ!難点があるとすれば、リュックが密着することによってナイアガラの如く止めどなく流れる夏場の背汗か…。

Beastie Boys - Three MC's and One DJ - YouTube

まさしく「BACKPACK HIP HOPとは何たるか?」というアブストラクトな問いに対する一つの指標と成り得る偉大なビデオ。Mix Master Mikeも謎のバックパック背負ってます。

EARTHLESS & ETERNAL ELYSIUM Japan Tour 2015

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あけましておめでとうございます。

新年一発目、Earthlessのギグを観るため久しぶりにライブハウスへ。2014年1月に予定されていた来日が中止になってしまっていたので、ちょうど一年振りのリベンジでもありました。

少し遅れて入った難波BEARSはまさかの超満員。いくら土曜で木戸銭が破格の前売り2700円とはいえ、インストのサイケロックバンドのギグにここまで人が集まるとはまったく予想外の出来事。驚きと共に「こんなに同志がいたのか…!」という良い意味での裏切られっぷりにテンションも昂ぶります。2013年にドロップされた"From The Ages"は言わずもがなのマスターピースだったので、ツアーキャンセルとなった昨年1月からこれまでの間に新たなファンを生み出していたのかもしれません。

以前も何度か観ているEternal Elysiumは硬派なドゥームサウンドで程よく脳みそを蕩けさせてくれて、本命のEarthlessは期待以上に最高でした。特にドラマーのマリオ・ルバルカバはハードコアパンク畑出身の人なので、彼のドラミングは常に緊張感が張り詰めていて決して凡庸でダラダラしたジャムに陥らず、バンドの屋台骨をガッシリと支えている印象。どれだけいろんな音楽を聞いていようとも、シンプルな楽器の構成で掻き鳴らされるサウンドこそが自分にとっては原点にして頂点なのだということを再認識しました。

ギグ後はメンバーが写真撮影やサインに応じていて和気藹々とした雰囲気。個人的なことを言うと、ライブハウスで初めて会った他のお客さんと喋ったり、その流れで飯食いに行って音楽談義したりっていうのが本当久しぶりで、ライブばかり行ってた学生時代の感覚が蘇ってきた感じでした。やはり音楽の化学反応は常に現場で起こっていて、その感動は二度と同じものがなく、そこで得られる経験や知識や出会いも含めて「ライブ」なんだなあと深く沁み入ったロックンロール体験でした。

海へと


奥田民生 海へと POP HILL'2000 - YouTube

フィリピン脱出後、珍しくタイの某島になんぞ出向いてノンビリしておりました。そもそも海水浴とかプールとか濡れる類のアクティビティは大変億劫で食指が動かぬ一方、ビーチでチルするのはむしろ大好物でシエスタしたり本読んだりウクレレ爪弾いたり、いい感じに島暮らしを満喫できたと思います。

で、海といえば、この曲。奥田民生PUFFYに提供した曲なので本人がレコーディング音源を残してるわけではないのですが、ライヴではよくカバーしているようで。旅とか出会いとか、色々思い出してしまい一寸ばかしセンチになっちまいますなあ。

life in the Philippines

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フィリピンのバギオにて英語を学ぶために3ヶ月間ほど滞在中。といっても、来週末にはここを発つ。長いような、短いような…。

脆弱なwifi環境、なぜかティッシュが設置されていない公共トイレ(これはフィリピン全土において共通)、そして山岳地帯特有の天候を除けば、東南アジアとは思えぬ環境の快適さで悪都マニラを有する国の一部とは思えぬほど。タクシーはちゃんとメーターを使うし、あからさまなボッタクリもない。

しかしながら9月を迎えて台風シーズンに突入し気温は急下降。おまけに現状に対するマンネリやスランプもあり、以前に比べて段違いに学習意欲が削がれてしまっているのも事実。たったの3ヶ月間で上級話者になれるわけはなく、期間・内容共に決して十分とは言えないのだけど、どうしたってモチベーションはこれ以上上がる気配がないのでとりあえず頭打ちかなといった感じ。英語力が伸びている実感はあるので、日本に帰ってもなんとかコツコツ勉強だけは続けるつもり。

次の目的地はマレーシアと第二の故郷タイランド。脳みそにこびり付いた学習疲労の垢を洗い落として参ります。

Udon Empire Strikes Back

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香川県に出張中。勿論うどんを啜る。

宿代や交通費は会社持ちだからすっかり気楽な小旅行気分。しかし貧乏旅行に浸かり慣れている所為か、すっかり新幹線の乗り方を忘れておのぼりさんの如くアタフタしてしまった。土産は何がいいだろう…やはりうどんしか思いつかない。