American Teen 〜俺たちティーンエイジャー〜


DVDにて鑑賞。いやあ面白かった。青春映画は大好きなジャンルだけど、ここ最近では一番のヒット。しかもモキュメンタリーかと思いきやホンモノの高校生を一年かけて追いかけてたんだね。あまりにドラマチックな展開が多くて驚いた…さすがに脚色はあっただろうけど。そうじゃないとマズい展開もちらほらあるし。

やはりどこの国でも学内ヒエラルキーというものは存在して、勝ち組は勝ち組、負け組は負け組同士で徒党を組むのが一般的なようだ。しかしよくあるリア充=悪で非リア充=善(またはその反対)というステロタイプな対立構造に押し込むことはない。なぜならこれは現実だから。クラスのアイドルも、ジョックスも、ギークも、それぞれに思い悩み成長していく。思春期の苦悩は相対的なものだ。友人、恋人、家族、進路…各々に事情はある。それは客観的に見れば単なる杞憂に過ぎなかったり一旦のモラトリアムだったりするのだけど、現役で高校生をやってる当事者の学生にはそれどころじゃない。とにかく肌触りがリアルな映画だった。

そして出演者の中でも一番将来が心配だったSUPER GEEKを自称するニキビ面のジェイク(画像一番右端の赤シャツ)…特典映像でその後の姿を見たら見違えるほどにたくましくなっている!やるじゃん!

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