欧州紀行2010


2月いっぱいヨーロッパを旅していました。

鉄道パスを使って、フランクフルトIN⇔OUTで西回りにぐるりと周遊してみた。訪れた国は通過も含めて11ヶ国。アムステルダムでは甘い煙にまみれて、極寒のローザンヌで風邪をこじらせ、ミラノはたまたまチャンピオンシップと重なっていたためホステルでフットボールファンに囲まれ、ブダペストの居心地の良さに沈没しかけ、プラハは期待していた割に案外ハマらず、早々に切り上げて向かったベルリンでは連日レコ屋とクラブ通い…。

なにせ観光スポットや名所や遺跡にこれっぽちも興味がないので、宿を定めても日本にいるときと同じようにダラダラしてるだけ。でもそれが性にあっている。動く気になったら「明日はどこへ行ってみようかな」と時刻表と地図をドミトリーのベッドに広げてにらめっこする。列車は遅延はあっても一応毎日走っているから、ほとんどの場合は予約せずに飛び乗ればいい。自分のペースに合わせてのんびりと旅ができるのが最高だ。イベリア半島グレートブリテン、北欧は今回訪れず。スペインは興味あるからこそ田舎もじっくり周りたいし、どうせならアンドラにも足を運んでみたい。

そして写真。今回は一眼レフを携えずに、NATURA CLASSICAをお供にフィルムはAGFAのポジ・ネガ5本ずつの合計10本。結果的に3本余った。国々で出会う旅人はみんなデジカメを持ってるものだから、画面で確認できるし大容量だしいいなーと旅行中こそ羨ましかったけれど、帰国して現像してみるとやっぱりアナログ万歳!と思う。コンデジじゃあの色合いは絶対に出せない。一応そこだけは多少こだわってみた。多少だけどね。Flickrにも随時アップするつもり。上記写真はケルン大聖堂前で点呼を取るフランス人学生達。遠足か修学旅行かしらん?さすが地続きの国家間と言うべきか、トリコロールを掲げて超小規模ながら民族移動する様はある意味非常にヨーロッパ的だと思った。

さあ次はどこへ行こう…と逡巡する暇もなく明後日再び旅立ちます。欧州は寒かったから今度は南国へバカンス…になればいいけど。