the darkest weekend


Ozzfest Japan 2013(2日目のみ)に行ってきた。

開催直前から良くも悪くも様々な話題が取り沙汰されて懸念がなかったわけでもないけれど、いざオジーの咆哮やアイオミ・ギーザーのプレイを目の当たりにしてしまえばそんな諸問題はどうだってよくなった。鬱屈していた自分の青春時代を捧げた伝説。高校時代に放送室でBlack Sabbathを流しながら一人で黙々と昼飯を食べていたものだが、不思議と嫌な思い出じゃない。

Black Sabbathこそがロック史におけるドス黒い系譜の嚆矢だったことは間違いなく、同じハードロックのジャンルでLed ZeppelinDeep Purpleも語られたりするけれど、サバスの纏う色は他のバンドと違って徹頭徹尾真っ黒だった。暗くて、おどろおどろしくて、でも妙に惹きつけられて…パンクやグランジ勢への影響は勿論、その後HIPHOP界隈のヘッズ達から支持されていたという話も面白い。「メタルはわかんないけどサバスは好き」っていう人はロックファンにも結構いるんじゃないだろうか。

10代のときにサバスと出会い、結果ドゥーム・ストーナー界隈をひたすらディグするようになって、今ではすっかり不健康な重低音中毒患者に成り果てた。そしてOzzfest出演陣の中でも一番のサバス後継者と言っても過言ではない人間椅子のプレイもすごく良かった。ドゥームな曲が続くセトリの中で、最後に「針の山」をぶち込んだのはテンションあがったなー。