EARTHLESS & ETERNAL ELYSIUM Japan Tour 2015

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あけましておめでとうございます。

新年一発目、Earthlessのギグを観るため久しぶりにライブハウスへ。2014年1月に予定されていた来日が中止になってしまっていたので、ちょうど一年振りのリベンジでもありました。

少し遅れて入った難波BEARSはまさかの超満員。いくら土曜で木戸銭が破格の前売り2700円とはいえ、インストのサイケロックバンドのギグにここまで人が集まるとはまったく予想外の出来事。驚きと共に「こんなに同志がいたのか…!」という良い意味での裏切られっぷりにテンションも昂ぶります。2013年にドロップされた"From The Ages"は言わずもがなのマスターピースだったので、ツアーキャンセルとなった昨年1月からこれまでの間に新たなファンを生み出していたのかもしれません。

以前も何度か観ているEternal Elysiumは硬派なドゥームサウンドで程よく脳みそを蕩けさせてくれて、本命のEarthlessは期待以上に最高でした。特にドラマーのマリオ・ルバルカバはハードコアパンク畑出身の人なので、彼のドラミングは常に緊張感が張り詰めていて決して凡庸でダラダラしたジャムに陥らず、バンドの屋台骨をガッシリと支えている印象。どれだけいろんな音楽を聞いていようとも、シンプルな楽器の構成で掻き鳴らされるサウンドこそが自分にとっては原点にして頂点なのだということを再認識しました。

ギグ後はメンバーが写真撮影やサインに応じていて和気藹々とした雰囲気。個人的なことを言うと、ライブハウスで初めて会った他のお客さんと喋ったり、その流れで飯食いに行って音楽談義したりっていうのが本当久しぶりで、ライブばかり行ってた学生時代の感覚が蘇ってきた感じでした。やはり音楽の化学反応は常に現場で起こっていて、その感動は二度と同じものがなく、そこで得られる経験や知識や出会いも含めて「ライブ」なんだなあと深く沁み入ったロックンロール体験でした。