今日の銀盤@20090928

誰得?と問うならば胸を張って答えよう。this is 俺得!

パンクス兼声優ヲタという残念過ぎるスペックの自分にとって、これほどまでにドンピシャな企画コンピもそうそうない。Nirvanaってパンクの範疇なの?とか細かいことは置いとく。いくつかの曲はアレンジが案の定な具合なんだけどむしろ潔くてこっちのほうがいい。っつーか誰が原曲に忠実な声優のパンクカバーなんて聴きたいんだろうか。

パンクという音楽が既成の凝り固まったロックに対するカウンターカルチャーならば、もはや一つのジャンルとして定着してしまったパンクそのものをブチ壊すこのコンピも十二分にパンクなのではないか!?…と偉そうな講釈を垂れてみたけど、中身がぶっ飛んでるのでアティテュード云々は別にどうでもいいです。多分いろんな人が真面目に怒るんだろうな。もはやそれ込みで面白いよ。

どこまで本気かは定かじゃないけれど、おふざけもここまでやれば立派。生粋のおふざけ野郎であるジョン・ライドン先生は褒めてくれると思う。次があるなら能登のPILや金朋のSiegeも検討していただきたい。